青森県藤崎町の公募型プロポーザル「アクアポニックス農業ブランディング販路開拓等プラン」を弊社が受託しました。
業務の内容・期間
当業務は、農福連携事業を活用したアクアポニックスの運営について、ブランディング・販路開拓・体験型観光 (学校教育含む ・施設整備等の各視点から、必要な方法を明らかにして取りまとめをする導入コンサルテーション業務です。
事業期間:令和5年9月26日~令和6年3月29日
株式会社アクポニ 代表取締役 濱田健吾からのコメント
弊社は、日本および世界へアクアポニックスが広がることに喜びを感じるメンバーで構成されている会社です。私達は、藤崎町においてアクアポニックスを循環型社会の一要素とすることで、ビジネスとして持続可能なSDGs先進事例をつくっていきたいと考えます。
アクアポニックスは「関わる人が嬉しくなる」「場づくりができる」ことが最大の魅力です。私たちはアクアポニックスを単なる生産システムではなく、野菜や魚を育てる喜びや、生態系の仕組みや面白さを感じてもらえる可能性に満ちたツールだと考えています。環境は、経済や社会とつながっています。環境にやさしい取り組みも、ビジネスとして続かなければ意味がありません。慈善事業ではなく、循環型ビジネスとして続けられる仕組みをつくることによって、私たちの生活に定着していきます。
今回、藤崎町のチャレンジファームプロジェクトにおいては、アクアポニックスを活用し、SDGsやものづくりをテーマとした地方創生を目指されています。アクアポニックスは「資源」「エネルギー」「人」「情報」など、さまざまな循環をつくることが可能です。弊社が創業時から国内外で得てきた知見を活かしつつ、水耕栽培と魚の養殖をかけあわせた循環型農業・アクアポニックスの魅力や価値を活用し、「障害者の就労支援」「施設園芸の推進と生産品(加工品)の特産化」「観光」など、藤崎町の現状と課題に合わせて最大のシナジー効果が生まれるよう、最適な循環型ビジネスモデルの提案および実証可能性検証を行います。
循環型ビジネスが藤崎町に広がることは、資源やエネルギーの効率的な利用につながり、将来的には組織や地域などのコミュニティ活性化にもつながります。
本検証では、まずは➀アクアポニックスを活用した農業ブランディングの実現可能性スタディを行います。その先には、②順化温室における農園運営があり、そこでは①で策定した計画を推進することに加えて、エネルギーや資源(具体的には二酸化炭素、水、窒素)の収支を数理モデルで可視化して、それらの利用効率を数値で定量化(見える化)します。➂価値が見える化できることで、SDGsの先進的な成功事例として町内外へのアピール力も高まり、④より一層アクアポニックスを活用した脱炭素の仕組みの普及が期待できます。そしてこれらを通して、地域の活性化、ひいては町民の幸せへとつなげてまいります。
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