英語圏に比べると普及が遅れていた中国語圏(中国、台湾、シンガポール、香港、マレーシア等)でも近年アクアポニックス農場が増えてきています。
今回は、そのなかで台湾を訪問、農家さんに話を伺ってきました。
アクアポニックス農場訪問(台湾)
Googleマップで調べると現在台湾には18のアクアポニックス農場があるようです。アメリカもそうでしたが、ここに出てこない農場も多くあるので、控えめに言ってもこの倍はあるでしょう。
今回は、渓谷で有名な太魯閣地区にある、太魯閣767魚菜共生農場を訪問しました。
【訪問先】太魯閣767魚菜共生農場
【場所】台湾(太魯閣)
【稼働開始】2015年
【規模】DWC4列1.2m × 30m、F&D2列1.2m × 30m
【人員】夫婦2人
【システム】DWCとF&Dシステムを併用
【環境制御】ビニールハウス(側面は防虫ネットのみ)
【野菜】リーフレタスを中心に、中国野菜、漢方生薬等
・販路:レストラン、市場、農場での小売り等
・販売価格:50台湾ドル(約170円)/リーフレタス200g
【魚】ティラピア
・販路:レストラン、農場での小売り等
<コメント>
家庭菜園用の小型システムを3年稼働させた後、ハワイにあるFriendly Aquaponicsでアクアポニックス講座を受講して全般的な知識を習得、自分たちで1年ほどかけて今の農場をつくったそうです。
アメリカで学んだシステムを台湾の気候や野菜に合うように改良して使っており、オリジナリティ溢れるユニークな仕組みでした。(基礎知識が無い状態で見学する際は留意ください)
一区画を研究用としており、漢方で使う生薬を含め、様々な品種をテストしていました。
本日はありがとうございました!謝謝!
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