
プレスリリース
アカデミー講座
2025年2月にアクアポニックス・アカデミーの新コースとして開設した「農場実習付き事業化検討コース」。開講から間もないにもかかわらず、すでに10名以上の方が本コースを修了されました。
本コースは、これまでに500名以上の卒業生を輩出している、アクアポニックスの基礎から応用までを2日間で体系的に学べる「事業化検討コース」に、さらに2日間の農場実習を加えた実践的なプログラムです。実習を通じて、栽培管理の技術を現場で体得できる内容となっており、アクアポニックスの導入・運用をより現実的に検討したい方に最適です。
今回は本コースの実際の様子をご紹介します。
本コースの2日間では、アクアポニックスをする中で必要な日常作業を実践していきます。
魚の管理
「給餌」「水質検査」「フィルター洗浄」など魚を健康的に育てるために欠かせない基本作業を実践。
野菜の管理
「播種・育苗」「定植」「収穫・パッキング」「害虫防除」など野菜が育つ過程に沿って作業を実践。
それぞれの作業手順だけでなく、自社農園で培われた栽培のコツも惜しみなくお伝えします。
アクアポニックスを ”机上の知識” だけで終わらせず、現場でリアルな体験を通して “本当に始められるのか” “未経験でも管理できるのか” の不安を解消し、生産者としての一歩目をしっかりサポートします!
今回は4/19 (土)、4/20 (日)に開講した「農場実習付き事業化検討コース」の実習2日間の様子の一部をご紹介します。
一日目の最初は、農場の設備を見て学ぶ見学ツアーです。通常の農場見学よりも詳細にシステムの仕組みや構造、生産している魚や野菜について説明します。
実際のシステムを見るからこそわかる質問や感想が飛びかいます。
アクアポニックス設備について理解を深めた後は、水質検査の実習へ。
魚と野菜、どちらも健康に育てるためには、水の状態を把握することがとても重要です。
実際に農園で循環している水をサンプリングし、水質検査キットを使って分析。
検査の結果、野菜に必要な栄養素の一部が不足していたため、追肥が必要という判断に。
「どのくらいの量を、どうやって加えるのか?」を計算シートを使ってシミュレーションをし、実際にシステムへ追肥しました。
座学だけでは学べない実践的な作業を体験し、栽培管理への理解が深まっているようです。
2日目は野菜の管理をメインに学びます。
野菜の栽培はまず「種まき」から始まります。和気あいあいとしていた空気もこの時間では一転。
受講生の皆さんの表情は集中モードに、真剣な表情で小さな種を1粒ずつ培地へ蒔いていきます。
普段スーパーで目にする野菜からは想像できない”栽培のリアル” を感じていただきました。
集中力を使った種まきの後は、農場でのびのびと作業をしました。
まずは、垂直タワー型の栽培ベッドに苗を植え付けていきます。
小さな苗がどのぐらいで収穫できるサイズになるのか興味深々な様子でした。
定植後はいよいよ収穫作業。実際にアクアポニックスで育ったレタスやハーブを手に取りながら、品種ごとの栽培ポイントや見た目・香りの違いを学びます。
収穫した野菜を袋詰めしているときの受講生の皆さんは、”消費者”から”生産者”の顔つきへ。
体験するからこそわかる感想をいただきました。
昼食時にはアクアポニックス産のレタス・わさび菜・ハーブ・ミニトマトを使ったミックスサラダを試食しました。写真は撮影し忘れたので、またの機会に。
2日間の実習があっという間に終了しました。
実際にアクアポニックスに関心のある受講生同士での交流も深められ、満足いただけた様子でした。
作業内容を理解するだけでなく、アクアポニックスの持つ可能性や魅力を感じ取っていただけたのではないかと思います。
株式会社アクポニ
TEL:0466-21-7191
E-mail:info@aquponi.com
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