お知らせ
濱田代表による農場見学会を実施しました【見学会レポート】
お知らせ
2月28日の農場見学会では、濱田代表が直接農場の案内を行いました。
アクアポニックスとは、魚の養殖と植物の栽培を組み合わせた持続可能な循環型農業システムのこと。
このシステムでは、魚の排泄物を植物が栄養として利用し、その過程で水を浄化して魚へと戻すことで、水の再利用と食料生産の効率化を図ります。
参加者たちは、こうしたアクアポニックスの基本的な仕組みから、具体的な導入事例に至るまで、幅広いレクチャーを受けました。濱田代表の話を聞きながら、参加者からの熱心な質問が飛び交いました。
濱田代表の話にも熱が入り、アクアポニックス技術の海外逆輸出の可能性まで話が広がります。
その後、農場内に設置された様々なアクアポニックスシステムを実際に見て回ります。
この農場は、試験圃場や展示場としての役割を担っており、さまざまなシステムでの栽培試験を通じてアクアポニックスの可能性を探求しています。
ただし、見学当日は一部施設が改修中であったため、すべてを見ることはできませんでしたが、それでも参加者には多くの学びがありました。
「実際にできる野菜は美味しいのか?」
そんな質問に対して、実際にアクアポニックスで育ったレタスとほうれん草の試食をしました。アクアポニックスで育つ野菜はえぐみが少ないという特徴があります。
参加者からは「本当に生でほうれん草が食べられる」「野菜本来の味がする」「これが魚の餌からできた栄養で育っているとは驚きだ」という声が多数聞かれました。
さらに、参加者はアクポニビレッジへと移動し、垂直栽培システムを導入したアクポニハウスを訪れました。
ここでは、レタスをはじめとする葉物野菜だけでなく、トマトやキュウリ、いちごなど、様々な作物が縦方向に配置された垂直栽培システムで栽培されています。
このシステムは、限られたスペースを最大限に活用し、生産性の向上を図る画期的な技術であり、特許も取得しています。
参加者からは、「どのような作物がこのシステムで栽培可能か」「水槽での混泳は可能か」といった技術的な質問が寄せられ、アクアポニックスへの理解を深める良い機会となりました。
予定されていた2時間の見学会は、参加者との活発なやり取りにより、予定を大幅に超えるほどの盛り上がりを見せました。
アクアポニックスに対する興味と理解を深めてもらえていれば、とても嬉しいです。
次回の濱田代表による見学会は3月27日に予定されています。
(通常の農場見学は毎週水曜・木曜に開催しています)
先着10名となりますので、ご興味がある方はお早めにお申込みください。
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