本日、日本初となるアクアポニックスの学校を開校しました。
ようやく直接的に実践者を増やす取組みがはじまり、さあこれからだ、と気合が入ります。受講者は、関東近県はもちろん、九州や海外からも。ニッチな分野ながらも、強いニーズを感じます。
人に伝える3つの知識
学校の構想を練っているとき、有機農業の師匠へ相談に行きました。曰く、知識は大きく3つに分かれるので、偏ることなくバランスよく伝えるとよい、とのアドバイス。
“3つの知識”
2.大学の研究など最先端の知識
3.経験(実践)から得た知識
アカデミーではこの3つの知識を用いたカリキュラムを作っています。
日本はアクアポニックス後進国。最新の技術・事例は、海外にあります。大学や国連の論文、民間企業のトレーニング資料を繰り返し読み込んだうえで、先進国のアメリカ、オーストラリアへ研究者や実践者を訪ねて協力を仰ぎました。
その後、実践しながらスカイプで何度も話し、ひとつひとつ積み上げては削り込むことを繰り返してつくったカリキュラムです。
正しいと信じることを伝える
困ったのは、アクアポニックスそのものが新しい分野であるため、大学教授でも著名な実践者でも、人によって言うことが違うという事実。そのため、何が正しいのか、を1つ1つ確認する作業にものすごく時間を要しました。
確認作業は、自分達の実践だけでなく、(アクアポニックス以外の)植物工場や魚の養殖に携わる実務家にもご協力いただきました。ほぼ2年をかけて準備をしてきましたが、終わりがないので修正を繰り返していきます。
走りながら実践を重ね、自分達が正しいと信じれるものを、分かりやすく伝えてゆきたいと思います。
満足いただけるようベストを尽くします。
補足:2019年1月時点においてアクアポニックス・アカデミーは通学コース(2日間集中講座)とオンラインコースの2つがございます。
Twitter:@aquaponic_s
Instagram:@aquaponic_s
Facebook:@ouchisaien
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[…] 知識をつけます。歴史、用途に応じたデザイン、循環の仕組み、メリットと課題、従来の農業と比べた生産性、栽培可能な作物などについて学んでいきます。 第1回の講座の様子を見る […]
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