きょうはアクアポニックス・アカデミーのDAY2でした。
前回の講座(DAY1)では、下記の概要について学びました。
2.循環(窒素循環)
3.収穫量
4.用途
5.システムの種類
6.栽培可能な植物・魚
なぜアクアポニックスをやるのか?
加えて、『なぜアクアポニックスをやるのか?』について、改めて考える機会を設け、有機農業と水産養殖の歴史と現状について話しました。経験上、続けるためには、ここが大事なのですよね。
アクアポニックスは3者のチームワーク
そして、きょうのテーマは、『システムの構成要素と必要な設備』
システムの構成要素とバランスの仕組み(相関)を理解して、システムを自分でデザインできるようになる。
第1部:システムの構成要素
第2部:植物・魚・水のバランス
アクアポニックスは、「植物」+「魚」+「微生物」の3者が共生する“生態系”をつくり、その自然の力(生物サイクル)を生かして野菜や魚を育てます。一度その生態系(共生環境)ができれば、後のメンテナンスはかなり楽になります。(※土づくり、水やり、施肥、除草、そして魚の水換えが原則不要)
アクアポニックスに影響する要素を大まかに言うと、共生環境に影響するのが「酸素」「pH」「水温」、植物に影響するのが「光」「栄養分」、魚に影響するのが「エサ」です。
難しく聞こえますが、きちんとした栽培システムをつくり、そのなかで生態系(共生環境)ができれば、極端に言うと、人が行うのは毎日のエサやりと週に1回蒸発した水を足してあげるくらい。自動給餌器をセットすればエサやりも不要です。
※上記は家庭菜園の話。商業レベルになると更に高度な管理手法が求められますが、全て講義内で学べます。
主な栽培システムは5種類
アクアポニックスの主なシステムは5種類あって、各々に特性があります。希望する設置場所
や野菜の品種・収量によって一番良いものを選ぶわけですが、どのシステムを選ぶかで、その
構成パーツも異なります。
きょうは主に、その各パーツの素材・形状・大きさ・価格・仕入先に加え、育てる植物と魚の
数のバランスについて学びを深めていきました。
エクセルでシンプルに
いろいろ書くと難しく感じてしまいますが、簡単にいうと、『どの野菜をどれだけ育てたいか』
と『システムをどこに置きたいか』の2つだけ決めれば、あとはエクセルの計算式で、その規模、
魚と野菜タンクの容量、魚の数、1日のエサの量などを簡単に導き出せるようにしています。
インプットはできるだけ多く、アウトプットはできるだけシンプルに。
DAY3も喜んでもらえるようベストを尽くします。
補足:2019年1月時点においてアクアポニックス・アカデミーは通学コース(2日間集中講座)とオンラインコースの2つがございます。
Twitter:@aquaponic_s
Instagram:@aquaponic_s
Facebook:@ouchisaien
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2 Comments
[…] アクアポニックスのシステムについての基礎知識をつけます。システムの種類と構造、必要な設備、製作時の魚と植物の量の計算方法などについて学びます。 第2回の講座の様子を見る […]
[…] アクアポニックスのシステムについての基礎知識をつけます。システムの種類と構造、必要な設備、製作時の魚と植物の量の計算方法などについて学びます。 第2回の講座の様子を見る […]