導入コンサルテーション
アクアポニックス・アカデミー DAY3
アカデミー講座
きょうはアクアポニックス・アカデミーのDAY3でした。
テーマは、『水質パラメーターとシステムの立ち上げ』
水質パラメーターと窒素循環の相関を理解し、システムを自分で立ち上げられるようになる。
第1部:水質パラメーターの理解
第2部:窒素循環の方法
第3部:栽培工程
特に、第1と第2部は、アクアポニックスにおいて極めて大事なポイントです。
水質パラメーターについて
pH、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩、水温、溶存酸素量などの、植物や魚の健全な生長に
影響する水質要因を指します。きょうはその理想値と安全値、各々の相関性や調整方法に
ついて学びました。簡単にいうと、これらの指標でシステムの健康状態を把握して、異常
もしくはそれを予見したら、すぐに治していきましょうね、ということです。
予防が大事
治療よりも予防を重視したほうが効率よく経済的なのは、人間の場合と同じですね。
そのためには、原理原則に従って、日々の管理をきちんと行うことです。その辺りの
ティップを知っているだけで、その後の管理も楽になります。
窒素循環について
窒素循環は、自然界において恒常的に起きている普通のことです。アクアポニックスでは
システム内でこの窒素循環を起こし、この力を借りることで、魚から発生するアンモニア
が、最終的には植物の栄養素となります。
システムを稼動させてから、窒素循環がはじまるまでには、約3~5週間を要します。
この循環がはじまると、その後のメンテナンスは楽になり、植物も魚もよく育ちます。
待つことが大事
逆をいえば、窒素循環がはじまるまでは水質が不安定なので、水質チェックを行い、必要
に応じた処置を施す必要があります。循環をはじめるには、大きく2つの方法(魚ありと
魚なし)があり、どちらも講座で学ぶことができます。
この循環がはじまることを、「循環が立ち上がる」「水ができる」「生物サイクルがはじまる」
などの言い方をします。
露地栽培とアクアポニックスの栽培工程
アクアポニックスの(植物の)栽培工程を露地と比べるとこうなります。
土がないので、工程はシンプルになりますね。きょうは、各々の工程詳細を学びました。
次回のDAY3では、植物の生育条件にあった環境操作、システム全体のメンテナンスについて
学びます!
補足:2019年1月時点においてアクアポニックス・アカデミーは通学コース(2日間集中講座)とオンラインコースの2つがございます。
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