カナダの非営利団体「Organic Alberta」が、アルバータ州にて農場ツアーを開催。レスブリッジ大学のアクアポニックス（魚耕栽培）施設も公開された。

ツアーでは、アクアポニックス施設や温室栽培の現場見学、自然食品（オーガニックフード）の専門家やバイヤーによる調査内容や見解の発表も含まれ、市場の可能性が訴えられた。

ケベックを拠点に活動する自然食品の専門家Martine Dorais氏は、今回のツアーについて「目を見張るものだった」と驚きを表している。

「こうして多くの人々と繋がり自然栽培の技術をシェアできたことは大変意義のあるものでした。特にアクアポニックスについてはまだノウハウが蓄積されていない分野なため、感銘を覚えました。持続可能なシステムとしては素晴らしく、将来的なオーガニック認証の取得を期待しています。これは革新的な技術です。」（Martine氏）

ツアーは、カナダの自然食品市場の可能性を強く感じるものとなり、Martine氏によれば、市場は毎年15%のペースで上昇しているとのこと。

アクアポニックスの先進国であるアメリカやオーストリアに比べると、まだまだ事例は少ないカナダ。今後の発展に期待していきたい。