さかなで野菜を育てる「アクアポニックス」。
初回の記事では、海外での動向について、簡単にご紹介します。
2015年以降、検索数が上昇
英語でGoogleの検索数を調べると、2005年以降、”aquaponics”の検索数が増えています。
アクアポニックスは、水産養殖(aquaculture)と水耕栽培(hydroponics)を合わせたもの。この2つのワードの検索数と比較すると、現在では、”水産養殖”について調べる人と同じくらいの人数が、”アクアポニックス”を検索していることが分かります。
近年、急に検索数が増えてきた理由は明快です。
資源不足国での発展→ベンチャー企業の参入
アクアポニックスは、本来は資源が不足している地域で発展したきた農業。80年代から、農家を中心に、国連やNGOなどで実用化されてきましたが、この段階ではひとつの農法にすぎず、一般に知られることは殆どありませんでした。
それを変えたのが、ベンチャー企業たち。
彼らがこのユニークかつエコフレンドリーな農法に注目し、これを都市のライフスタイル分野において展開しはじめました。
世界中に広がるアクアポニックス
そして今日では、最先端の植物工場から、途上国支援、家庭菜園、都市農業、そして教育に至るまで、その可能性を広げています。
弊社のデータベースにまとめているだけで、これだけの企業がアクアポニックス関連のサービスを展開中です。市場規模はまだ小さいですが、2020年にはそれが5倍以上に急成長すると言われています。まだまだこれから!ですね。
次回は、魚で野菜が育つ、そのユニークな仕組みについて書きます。
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「超基礎② 魚で野菜が育つとはどういう仕組み?」
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