・刑務所はすでに太陽光発電システムに投資済み
・コロラド州のアクアポニックス企業
・受刑者の社会復帰をサポートする要素として
米国コロラド州にある刑務所「Denver Country Jail」にて、小型アクアポニックスシステムが設置された。担当したのは、州内の企業「Colorado Aquaponics」。受刑者の社会復帰をサポートしていく。
この刑務所は、温室効果ガスを削減するための太陽光発電システムを現在建築中で、これに数百万ドルをすでに投資している。この環境への配慮として、次にアクアポニックスシステムの設置へと乗り出した。
システムの設置にあたって刑務所が相談した相手は、JD Sawyer氏。コロラド州のアクアポニックス企業「Colorado Aquaponics」の共同創業者だ。
Sawyer氏は数年前にすでに相談を受けており、寮とオフィスとして使われていた7200平方フィート(約670平方メートル)の場所をどう活用するか、可能性について考えていた。
この刑務所では毎月250ケースものレタスを消費しており、「これを敷地内で生産できたらよいのではないか」と設置計画がスタート。設置された小型システムの目的は、受刑者に農法の概念を知ってもらうことで、これから大規模化も検討しているとのこと。
アクアポニックスは環境面の他に雇用創出面でも期待されており、海外メディア「Business Insider」が5月に投稿した記事「2030年に生まれている未来的な9つの職業」では、”アクアポニックス農家”も取り上げられていた。
刑務所から釈放されたからといって、すぐに仕事が見つかるとは限らない。受刑者の社会復帰をサポートするシステムとしてのアクアポニックスにも注目していきたい。
Reference: Westword
Twitter:@aquaponic_s
Instagram:@aquaponic_s
Facebook:@ouchisaien
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