インドケーララ州の農業大学付属研究センターがアクアポニックス施設の運用をスタート。順調に収穫

インドケーララ州の農業大学付属研究センター「KAU」（Agricultural Research Centre of Kerala Agricultural University）が、アクアポニックス（魚耕栽培）施設の運用を開始している。

運用は順調のようで、すでにトマト、キャベツ、カリフラワー、唐辛子の栽培に成功しており、2回目の収穫を迎える状況だ。

インドケーララ州でのアクアポニックス事例としては、2012年6月のクラウドファンディングプロジェクトが思い浮かぶ。

photo credit: Ryan via Flickr

これは、非営利のアクアポニックスアカデミー「Sweet Water Foundation」とウィスコンシン大学、コンサル企業「Mahattil, LLC」とのパートナーシップで設立した団体「Growing Networks」とインドケーララ州コーチのセント・アルバーツ大学との連携によって発表された。

ウィスコンシン大学の学生をインターンとして招待し、コーチの養殖研究所にアクアポニックス施設を建設するために、「Indiagogo」（大手クラウドファンディングサービス）による資金調達を試みたが、集まった金額は3,700ドル、目標金額8,000ドルの半分にも届かない状況に終わった。

今回の「KAU」の事例が、今後のアクアポニックスのインドでの発展にどう影響していくのか、注目だ。

Reference: The Times of India