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アクアポニックスとは?【事業化で失敗しないために知っておくこと】

代表ブログ

アクアポニックスの事業化を検討している人

こういった質問があります。
「アクアポニックスって未来ありそうだな。事業化できるのかな?」

こういった疑問に答えます。

√本記事の内容

・アクアポニックスの特徴とは?
・日本の市場動向とは?
・アクアポニックスの商業化を考える【最大の課題は単価です】
・やってはいけないこと【失敗ポイント】
・アクアポニックス成功へ具体的取組(例)

√この記事を書いている私の経歴

・Amazonを辞めて株式会社アクポニを起業
・自社のアクアポニックス研究農場&生産農場を神奈川県藤沢市に開設
・収穫量が7倍以上、LED電気代が半額になる縦型栽培システム「水耕タワー」を発売
・世界で初めてアクアポニックスに特化した生産管理アプリ&センサーをリリース
過去2年間で30以上のアクアポニックス農園を全国に開設(日本最大規模を含む)
・著書:「はじめてのアクアポニックス」

アクアポニックスの特徴とは?

アメリカ(ハワイ州)にある農場

アクアポニックスはアメリカのバージン諸島で生まれ、もともとは離島や乾燥地域など、水や資源が不足している地域で行われてきた循環型農業。アメリカなど英語圏を中心に商業化が進み、生産性と環境配慮を両立しうる農業として、世界に広がっています。

主な特徴は2つ。

1,効率化できる農業 → 水(80%減)、電気(20%減)、肥料(80%減) ※アクポニ調べ
2,(生態系や資源循環を感じることで)うれしくなる農業

この2つの特徴=アクアポニックスの価値、となります。事業化を考えるうえで重要なポイントになります。

日本の市場動向とは?

福島県相馬市にある(株)IHIの農場(水素工場に併設)

日本の場合、まず水が豊富にある。海洋資源も豊富。そして何より有機野菜の単価が安い。つまり、「あまりアクアポニックスをやる意味がなかった」という地域でした。

そんななか、風向きを変えたのがSDGsです。この思想が広まったことで、アクアポニックスの価値がより顕在化しました。

すでにあるサービスや建物にアクアポニックスを併設することでその価値が上がる、資源循環社会のモデルとしてアクアポニックスが一役買っている、そんな事例が増えています。

<アクアポニックスとの相乗効果が高いと見込まれるもの>

●障がい者就労支援、介護施設での働きやすさ、癒しとしての活用
●キャンプ場、BBQ場、マンションなどのエンタメとしての活用
●工場や下水処理場などの排熱や排水の活用
●学校や家庭での教育としての活用

上記は、既存サービスの付加価値を高めるためのアクアポニックスを活用事例です。

この場合「(生態系や資源循環を感じることで)うれしくなる農業」というアクアポニックスの価値がより生きます。

アクアポニックスの商業化を考える【最大の課題は単価です】

アメリカの商業アクアポニックス農場(手前が私)

海外ではアクアポニックスの主な目的は食料生産です。つまり農業として成り立っています。アクアポニックス産の野菜は価値があり、高く売れます。

上の写真は私が研修していたアメリカにある農場の一つですが、販売先はなんと水族館(シーワールド)と動物園(コロンバス動物園)でした。安全性が担保されているアクアポニックス産野菜は、動物のエサとして販売しても採算が合います。

日本の有機野菜はアメリカと比べるとかなり安いです。背景や理由は割愛しますが(消費者の消費欲や流通など根深い問題があります)、有機だから、アクアポニックスだからといって簡単に単価は上がりません。有機農業に参入するうえで非常に大きなハードルです。

僕たちもこの点には課題意識をもって対応中ですが、解決には時間を要すると思っています。「アクアポニックス産」の価値を伝えて、認めていただく。これはブランディングの問題なので、一足飛びで実現、なんてことはないからです。

では、どうすればよいのでしょう?

やってはいけないこと【失敗ポイント】

まず「やってはいけないこと=踏んではいけない地雷ポイント」を明確にしましょう。

<やってはいけないこと>

1、販売先が無い状態で農場をつくる
2、生産管理が分かっていない状態で農場をつくる

1、販売先が無いのは論外です。生産と販売はセットで設計しましょう。

2、アクアポニックスは隣近所で教えてもらえる農業ではありません。野菜だけでなく魚もいます。レタスだけを育てている植物工場ですら、従業員の習熟度がネックとなって黒字化できていないケースは多くあります。

アクアポニックス成功へ具体的取組(例)

障がい者が働くアクアポニックス農場

やってはいけないこと=地雷さえ踏まなければ、成功の形は様々あると思います。アクアポニックス産野菜の単価が上げにくい現状で、いくつかの例を紹介したいと思います。

1、農場直売型
2、併設型
3、6次化

1、生産した生鮮品を農場近辺で消費者へ直販することで単価を改善します。アクアポニックスの価値を生かして、オフラインで一人一人にアクアポニックスをしっかりと説明してリピーターになっていただく地産地消型が向いていると思います。

2、レストラン、キャンプ場、BBQ場、マンション、観光施設、介護施設などに併設することで、エンタメやレクリエーション食材、癒しなどのニーズを満たします。

3、生産品をつかった加工販売です。ハーブティー、フィッシュバーガー、オイルやビネガーなど。これらは農場直売だけでなく、ECやふるさと納税とも相性良いと思います。

参考になればうれしいです。

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