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インディアナ州の医療用ワイヤー製造企業が商業アクアポニックス農場「Get Fresh Farms」を設立。年内のUSDAオーガニック認証の取得を目指す

導入コンサルテーション

この記事のポイント
・毎年1,500kgのティラピアを生産
・レタス、ケール、ハーブ類を栽培
・他の魚も検討中

米国インディアナ州にある医療用ワイヤーを製造販売する企業「Fort Wayne Metals」が商業アクアポニックス(魚耕栽培)農場「Get Fresh Farms」(以下、GFF)を設立している。生産物は周辺のレストランやファーマーズマーケットで販売され、通販も行っているとのこと。

施設の広さは不明だが、水槽の数は合計13、毎年約1500kgのティラピアが生産できており、これに毎月収穫される300kg〜450kgのレタス、ケール、スイスチャード、ハーブ類などが加わる。今後は、パーチやマスの養殖も検討中。

photo credit: journalgazette.net

今年中の”USDA(米国農務省)オーガニック認証”の取得を目指しており、これが実現すれば、州内では商業農業としては初となるそうだ。
GFFは、「Fort Wayne Metals」のCEOであるScott Glaze氏が自社で運営しているレストランに新鮮な野菜と魚を届けるため、2年前にスタートした。最初は研究とデザインが主な目的であったが、Adam Bouthot氏(現GFFビジネスマネージャー)と出会い、商業農場としても動き出した。
GFFで収穫された生産物は、周辺200km以内のレストランや地域の住民を対象に販売されており、冬でも問題なく稼働できているという。

「冬も問題なく生産できており、実はこの時期が一年で一番忙しいときです。」(Adam Bouthot氏)

オーガニック認証というと、以前紹介したハワイの農場「Iliili Farm」が取得し、レタス、白菜、コリアンダーなどを販売していると書いた。

アクアポニックスの循環は環境に訴えかける面も強いが、同時にこうした認証を取得することで消費者への安心感にも繋がる。こうした動きがアメリカ以外でも今後出てくるかもしれない。

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