√この記事を書いている私の経歴
・自社のアクアポニックス研究農場&生産農場を神奈川県藤沢市に開設
・収穫量が7倍以上、LED電気代が半額になる縦型栽培システム「水耕タワー」を発売
・世界で初めてアクアポニックスに特化した生産管理アプリ&センサーをリリース
・過去2年間で30以上のアクアポニックス農園を全国に開設(日本最大規模を含む)
・著書:「はじめてのアクアポニックス」
【場所】アメリカ ニューハンプシャー州 ボストン郊外
【訪問日】2017年12月21日
【稼働開始】2015年8月
【規模】8m × 30m の温室内に野菜ベッド4列
【人員】3名(2名はアルバイト)
【システム】DWC(ディープウォーターカルチャー)
【ヒーター】木質ペレットボイラーのセントラルヒーティング式温水暖房
・温室内は23℃に設定
・燃料費は250ドル/トン(半年で約9トンを消費)
【LEDライト】補光としてLEDライトを設置
【野菜】リーフレタスを中心に、ケール、クレソン、からし菜、バジル、ミント、セージ、ローズマリー、チャイブ等。トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、トウガラシ等の実物も少し。
・販路:ファーマーズマーケット、レストラン等
・販売価格:4ドル/半ポンド(リーフレタス)
【魚】ティラピア(約300匹)
・販路:魚屋
・販売価格:4ドル/ポンド
【所感】
規模としてはハウス1棟のみでアメリカではかなり小さい農場。代表のトム氏は30年以上農業を行っており、アクアポニックス以外にも土耕栽培の農場を持つ。アクアポニックス単体ではまだ利益は出ていないとのこと。規模が小さく、寒冷地域のため日照不足と温度管理にコストがかさむことが最大の要因。一方で、アクアポニックスの魅力を「安定生産」と話し、真冬でもトマトやナス、バジルが香り高く実っていた。気候的に関東以北と似た条件で、規模的にも日本と近く、トム氏の経験には多くの示唆があると感じた。雪のなか快く応じてくれたトム氏に感謝。
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