【訪問先】Bluegrass Aquaponics
【場所】アメリカ ケンタッキー州
【稼働開始】2013年8月
【規模】DWC2列2.4m × 11m、NFT30本 × 5m、F&D1.2m × 11m
【人員】夫婦2人の兼業農家で平日は1名。週末は2名で作業。
【システム】DWC、NFT、F&DのDecoupledシステム
収穫しやすさ | 清掃しやすさ | 水温管理 | 品質の安定 | メンテナンス | |
DWC | △ | △ | 〇 | ◎ | 〇 |
NFT | 〇 | 〇 | △ | 〇 | △ |
※「DWCとNFTはどちらが良い?」と問い合わせをいただくことがあります。上記のとおり各々に特徴があり、用途・目的に応じて使い分けます。
【ヒーター】電気ボイラー
【LEDライト】補光としてLEDライトを設置
【野菜】リーフレタスを中心に、ケール、バジル、トマト等
・販路:農場での小売り、学校、レストラン、ファーマーズマーケット等
・販売価格:3ドル/リーフレタス1株
・栽培日数:育苗期間も含めて夏は26日、冬は44日程(リーフレタス)
・育苗培地はロックウールを使用
【魚】ティラピア(約1000匹)
・販路:農場での小売り、レストラン
・販売価格:4ドル/ポンド
【初期投資額】US$170,000 (4年で回収)
【所感】
アクアポニックスを知ったきっかけは通っていた教会の途上国支援プロジェクトで、中米のハイチからアクアポニックス農場を作ってほしいと依頼を受けたことがはじまり。そこから民間の会社でトレーニングを受けた後、約半年かけてハイチに農場を作ったのだそう。支援を行うなかで自らもアクアポニックスに魅力を感じ、アメリカに帰国した後に就農、今年で5年目に突入。
温室内は非常に綺麗で清潔。2時間ほどの取材中に地元のお客様が2組来園。世間話をしながら、野菜や魚を購入されていきました。他にも子ども達が見学にくる等、アクアポニックスの特性が生かされた地域密着型の「人が集まる農園」を運営されています。

DWCシステムの奥にNFTシステムを設置

DWCではリーフレタスやハーブを栽培

NFTでは主にリーフレタスやサラダ菜を栽培

F&Dでは実物野菜やケールなどを栽培

ガラス繊維の人工培地。作業中に繊維が手に刺さるので使いにくいとのこと

魚はティラピア

500ガロンの魚タンクを4つ使用

育苗棚

生物ろ過槽

近所の方がティラピアを10匹購入

新鮮なティラピア。販売前は泥抜きして臭みをとります

オーナーのローラさんとエドさん、ありがとうございました!
Twitter:@aquaponic_s
Instagram:@aquaponic_s
Facebook:@ouchisaien
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